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デザイン視点で魅力解剖!新店舗「らぁ麺はやし田 岩槻店」初日レポート

目次:

  1. 店舗情報
  2. 外観デザイン
  3. メニュー表と券売機
  4. 店内の雰囲気とカウンター席
  5. ラーメンの見た目と盛り付け
  6. 顧客体験と利便性
  7. 満足度評価とまとめ

 


 

1.店舗情報
2023年4月6日に「らぁ麺はやし田 岩槻店」が新規オープンしました。

国道16号沿いにあるリサイクルショップ「万代書店 岩槻店」の隣に位置し、私が働いている会社JAMDESIGNから自転車で5分ほどの近さになります。ここは以前「さん天」という天丼の飲食チェーン店でたまにテイクアウトなどで利用していたので、個人的にとても注目していた店舗です。

らぁ麺はやし田のブランドwebサイト>

営業時間:11:00〜22:00

定休日 :無休

駐車場​ :有

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。との事です。

 


 

2.外観デザイン
オープン日 夜21:00頃の外観となります。

【店舗のサインについて】

店舗のサインは、店舗や施設の屋号やブランド名を表示し、店舗を特定しやすくするために使用される看板です。

デザイン面では、サインは視認性が高く、ロゴや文字のデザインが鮮明で分かりやすいことが求められます。また、サインは店舗の外観や周囲の環境に調和し、店舗の雰囲気やイメージを表現することが重要です。

らぁ麺はやし田のサインは白地にロゴととても視認性が高く、ブランドイメージも維持しつつ、わかりやすいデザイン・サイズになっていました。特に夜はその白の明かりがとても際立っていました。

また駐車場の入り口サインもわかりやすくデザインされていました。

 

【ファサードについて】

ファサードとは、建物の正面や外観のことを指し、デザインや外見を通じて建物のイメージや特徴を表現する重要な要素です。デザイン面では、ファサードは建物のスタイルやデザインコンセプトに合わせて、外壁材の選定、色彩、窓の配置や形状、ドアや入口のデザインなどが考慮されます。建物の用途や立地に応じて、視認性や目立ちやすさ、魅力的な外観を追求することも重要です。

らぁ麺はやし田のファサードは、下記画像からわかるように、細部にブランドイメージのこだわりが感じられました。

屋号ロゴまわりは木風素材の上に立体の文字で作られていて、それをスポットライトで照らすことにより、凹凸のない平面的な看板よりも陰影や質感があり、高級感がでています。また店舗を一周囲うように「のれん」とLEDの「エジソン電球」が吊り下げられ、漆喰風の壁を照らし、ブランドイメージであろう清潔感のある昭和レトロ感が強調されていました。窓も大きく設置され、開放感と入りやすさを感じました。また外部の視線をロールカーテンでコントロールできるようになっていました。

 

当JAMDESIGNでも、筆文字のロゴデザイン制作できます。

たいやき屋さんの木彫り筆文字ロゴサインなど実績もありますので

機会があればぜひお問い合わせ・ご依頼ください!

 


 

3.メニュー表と券売機
オープン当日の夜21:00にお店に到着すると30名近くの人が並び賑わっていました。

列入り口の近くにはメニュー表が10冊ほど設置されていて、並びながら商品を選ぶ事ができました。パウチされていたので雨でも安心です。

【メニュー表について】

メニュー表は、飲食店やカフェなどの店舗で提供される料理やドリンクの一覧を表示し、お客様に提供する情報をまとめたものです。

商品カテゴリー、商品名、価格、商品写真、詳細情報、デザイン、可読性など、これらの要素を考慮しながら、メニュー表をデザインし、店舗のブランドやメニューの特性を伝え、お客様の興味を引き、読みやすい情報を提供することがデザインの仕事となります。

らぁ麺はやし田のメニュー表はサインと同じく木目を基調としたデザインで、全体としては明朝体の書体を使用していますが、高級感があるメニューというよりも少し大衆向けのイメージでわかりやすいデザインとなっていました。商品写真も一点一点照明を使った撮影で美味しそうな写真でした。

ひとつ気になったのは「※写真は全て特性になります。」とメニューの端の一箇所にだけ記載されているところです。お客様に誤認を与える可能性があるので、該当する全商品にこの注意書きを入れるか、もしくは特性の商品名と価格を大きくしてそれを商品写真の近くに表示するがベストと考えます。

 

【券売機について】

店頭入り口近くまで来ると、スタッフさんに人数を聞かれ、状況に応じて密にならないよう店内の券売機まで通される形となっていました。スタッフさんの対応がとてもハキハキしてわかりやすく、また写真撮影の確認も笑顔で許可をいただき、とても好感を持てました。

実際に券売機のところまで来ると、私が悪いのですが、カードやQR決済はできない仕様で、財布にお金が無い事に気づきました!詰んだと思った矢先、バックに予備の千円札を入れているのを思い出し、無事発券することができました。

他のお客様もいるので商品を選んだり、撮影に時間をかけられないので写真は上記のみとなっていますが、目的の商品まで迷うことなくたどりつける、操作しやすいタッチスクリーンとなっていました。

 

当JAMDESIGNでも、飲食店のメニュー制作できます。

レイアウトデザインだけでなく商品撮影やシズル撮影なども得意分野です。

機会があればぜひお問い合わせ・ご依頼ください!

 

 


 

4.店内の雰囲気とカウンター席
発券してほどなく、スタッフさんが来て食券を渡し、店内のカウンター席に案内されました。

カウンター席は入ってすぐにコの字型で13席、奥にて4人掛けテーブル席が5卓となっていました。基本的には以前の「さん天」と同じ仕様だったように思います。

【店内の雰囲気について】

店内の雰囲気は、お店のコンセプトやターゲットに合ったデザインや装飾を施し、居心地の良い空間を作り上げることが重要です。

らぁ麺はやし田の店内の雰囲気の第一印象は「清潔感のある、明るく活気のある雰囲気」でした。小さめの暖色系のスポットライトが多数設置されていて、各席を明るく照らしていました。スタッフさんも白い法被姿で統一され清潔感があり、対応もきちんとしていました。ポスターも掲示されていました。

 

【カウンター席について】

カウンター席のデザインは、店舗の雰囲気に合ったデザインを施すことが重要です。

らぁ麺はやし田のカウンター席はサインと同じく木目で統一され、そして清潔さが保たれていました。また、紙エプロンも備えられているので、安心して麺をすすることができますね!調味料も醤油、酢、ラー油、胡椒、一味と一通り常備されています。席と席の間にはセパレートがあり、そこにはつけ麺のおすすめのお召し上がり方が掲示されていました。

 


 

5.ラーメンの見た目と盛り付け
カウンター席についてから6分ほどで着丼!早い!私は今回、背脂醤油らぁ麺 550円を注文しました。

【見た目と盛り付けについて】

ラーメンの見た目と盛り付けは、食欲をそそり、お客様の興味を引き、期待を高める重要な要素です。見た目の鮮やかさ、盛り付けのバランス、盛り付けの工夫、質の高い食材の使用などが具体的な項目になります。

らぁ麺はやし田のらぁ麺は、色鮮やかなネギと鮮度を感じる肉が使用され、背脂も美しく、とても食欲をそそられました。盛り付けもメニュー表のイメージ通りでバランス良くレイアウトされていました。通常の醤油らぁ麺は穂先メンマを使用していて工夫されていました。

 

JAMDESIGNでもラーメンの撮影をよくおこなっています。

クライアントの商品設計企画書通りに盛り付けをして、さらにそれら各具材が美味しく見えるように調整し、光の反射のハイライトをどれくらい入れるかなど計算して撮影しています。ラーメンは特に時間が立つと麺が伸びたり、脂が固まったりするので、とくに時間との勝負になるアイテムです。なのでちょっとした調整やゴミ取り(上記画像でいうとチャーシューの上に乗っているネギのかけらは画像処理で消すなど。)は画像処理で行なっています。

機会があればぜひお問い合わせ・ご依頼ください!

 


 

6.顧客体験と利便性

【顧客体験について】

顧客体験は、顧客が店舗やサービスを利用する際に感じる印象や満足度を指します。顧客が快適で満足するような環境を提供し、顧客の期待に応えるようなサービスを提供することが重要です。

らぁ麺はやし田オープン日の顧客体験としては、やはりオープニングキャンペーンの特別価格のサービスが素晴らしいと感じました。オープニングキャンペーンの差し込みは、一つ一つの価格が明確になっていてとてもわかり易く、お得感がありました。また餃子も注文していたのですが、5分ほどお時間がかかりますなど、スタッフの説明や対応がすべて丁寧だと感じました。

 

【利便性について】

利便性は、顧客が店舗やサービスを利用する際の手続きや手間を減らすことを指します。顧客が簡単かつスムーズに店舗やサービスを利用できるようにすることが求められます。

らぁ麺はやし田オープン日の利便性については、店舗の回転の良さで非常に満足しました。21:00頃にお店についた時の並びを見て、1時間は並ぶか最悪食べれない事もあるかと想定しましたが、並んで30分で店内に入れ、お客様がたくさんいるにも関わらず6分ほどで着丼というスピード感に驚きを覚え、店舗側の努力が感じられました欲をいうと、券売機で現金以外の対応があるとなお良いと感じました。

利便性のデザインに関してはは、上記画像のような並びに関するご案内POPがトラブルなく円滑な回転に影響しているので、見た目には地味ではあるけれども、わかりやすいデザインが非常に有効であることがわかります。

 

このような導線に関するPOPもJAMDESIGNではよく扱われるデザインのひとつにあげられます。

 


 

7.満足度評価とまとめ
らぁ麺はやし田オープン日のデザイン&ラーメン満足度評価として個人的には10段階中8!

らぁ麺はやし田ブランドの統一感が感じられる、入店しやすい感じのとても雰囲気の良いお店でした。ラーメン自体の味については、特にスープがおいしく、背脂も見た目よりもさっぱりとした味わいでした。またチャーシューに関しても写真通りのレアな仕上げで、パサツキ感もなくしっとりとした私の好きなチャーシューでした。特にスタッフさんにはいい印象しかありません。

以上オープン初日レポートとなります。

ごちそうさまでした。

 

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この記事を書いた人

制作部がいすー

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休日の過ごし方
家事・カメラ・猫・YouTube
自己紹介
長期休暇で新潟に帰省するのを楽しみにしています。映像全般に興味がありあれこれ勉強中。最近はなまった体を改善すべく、気合いだけでなくPFCバランスやカロリーを考えてダイエット。猫好き。

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