エンタメ休日

アナログなこと

こんにちは、だいちゃんです。

コロナ禍でステイホームしていると、家で過ごす機会が多くなってきますね。

私は音楽が好きでDJをしていたこともあり、部屋にアナログレコードを聴く機械が

あるのでたまに休日は音楽を聴いてまったり過ごしたりする事があります。

DJ=パリピと言われがちだけど、まぁそこは否定はしません。

騒いでうるさかったりチャラかったりとマイナスなイメージはあるけど

根本は皆、音楽が好きという事です。音楽かんけーねぇよという人も中にはいますが。

今回はレコードを聴いてあれやこれや感じていたことを

ちょっと書いてみようかなと思います。

No More 映画泥棒じゃありませんよ。

 

改めてアナログレコードを聴いているといろいろなことを思うわけです。

最近は、便利なものでインターネットで気軽に音楽に触れ合うことが出来、

便利な時代になったものだなとおじさんな私も存分に利用させてもらっているわけ

ですが、同じ曲を聴くのでもデータの音源とレコードの音源ではやっぱり違うし

それぞれの良さがあります。

音の良さの定義をどう捉えるのかによってその答えは違うので、レコードの方が

高音質と画一的に結論付けることはナンセンスで、それは好みの範疇と捉えるの

が正解かなと思います。

 

MP3などのデータ音楽が世に普及する前はCDなどが主体でした、

一般的にCDの再生周波数特性が20Hz~20kHzなのに対しレコードは理論上これ以上

の帯域の音の記録・再生が出来るんですが再生周波数帯域の規格はCDとほぼ同じら

しい。なんだ変わらないじゃんと思うけどアナログ音源をCDやデータに変換する際

には情報の欠損がどうしても生じてしまいます。

それがレコードだとカットされない部分が込められ、データとしては莫大な大きさ

になり身体にズシンと入ってくるのです。

 

波形で細かく見ると、アナログレコードは滑らかな曲線を描いて変化するのに対し、

データは細かい階段のような角つきやギザギザな曲線になっています。

 アナログの波形            デジタルの波形

        ※dBとは音の強さや音圧レベルを表す単位でデシベルと言います。

 

その滑らかさが音の自然さを左右しているわけで、

デジタルが音のスタート、ストップなどはピタッと止まるならレコードは滑らかに

消えていくように止まる感じ。

音楽を生演奏で聴いた場合、終了しても残る余韻というか、もわぁぁんとした何とも

言えない感覚や低音を聞いているときに腹に来るエネルギーやパワー、臨場感、

そんなデータにしたら切られてしまう要素が含まれているのがレコードなのです。

MP3等のデータやCDはクールな音で、音の分離もよく細かい音までクリアに聴こえ、

レコードはウォームな音で、中低域に厚みがあり、音にやわらかさや力強さが

あります。

 

盤の上にカートリッジを置いて音を出す。この作業もレコードの醍醐味!

 

ジャケットが大きいのもまたいい。ジャケットという形態も重要性がありますね。

大きさは12インチ(LP 約30cm)と7インチ(EP 約17cm)に分かれます。曲の長さにより使い分けられたりします。

12インチは片面24分程度,7インチは片面5分程度まで録音が可能です。

 

私がDJをしていて思うのはレコードの音には立体感があるなぁと感じます。

この立体感を感じるのが好きなんでしょう、音の存在感があるんです。

そう、存在感、もともと目に見えないものだからこそ軽いものはたちまち消え行って

しまうけど力強い音はエネルギーとしてその場に滞在しつづけるのだと思います。

それが感覚的な臨場感に繋がっているのかもしれませんね。

好きな映画音楽の『LA LA LAND』のサントラレコード。初めてレコードの音で聴いたときは音の違いにビックリでした。

 

写真でいえばフィルムカメラがレコードと同じアナログツールなんですが、やはり

ドットでは表せないような空気感やニュアンスを味わうことが出来るわけで、

何とも言えない良さがあります。それに現像するまで自分が撮った絵がわからない

ですから、一枚一枚も大切に慎重になります。

 

デジタルは媒体さえあれば指一つでポンと済ませられるけど、レコードの場合は盤

をケースから取り出しターンテーブルの上に置き、ボタンを押し回転させ、

カートリッジを曲の頭に乗せ音を出す。

フィルムカメラならば撮った写真を現像させネガやポジに焼き付け、プリントする、

そういった手間・体験が必要不可欠です。

その一連の作業が受け取るだけの一方向性に終わるのでなく自らのアクションが

あることによってその物に対し愛着が深まり味わいを抱かせてくれます、

それもアナログの良さなのかなぁと思います。

ちょっとめんどくさくて手がかかるものにはそれなりの愛情が向きますね。

 

今はいとも簡単にできてしまうツールがありすぎる、便利だよ便利なんだけど

なんか物足りない。そんな時は大事な事を感じさせてくれるアナログを私は大切に

していきたいなとレコードを聴いてて思いました。

そんな大層なことをいつも思っているわけではないですけどね。

それに便利さは便利さでもちろん有りですよ、調べて曲を探す時なんか大いに役に

立ちます。それはそれ。アナログの良さも分かれば、楽しみの幅がより広がり、

見方、感じ方もすこーし変わってくるのかと思います。

 

そんなことをつらつらと思う44のおっちゃんでした。年をとったなぁ。

今回はこれにて、ではまたさようなら。

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この記事を書いた人

営業部だいちゃん

記事本数5

休日の過ごし方
バスケ・カメラ散歩・映画・DJ
自己紹介
ウォーキングデッドのダリルに似ていると言われます。ベニーシングスに最近ハマってます。公園巡りと商店街巡りがツボ。寂れたものに愛着を感じます。

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