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Japan Drone 2022 に行ってきた

こんにちは、けんちゃんです。

約一ヶ月前の話になりますが
「Japan Drone 2022(第7回ジャパンドローン)」
という展示会に行ってきましたので
個人的目線でのレポートをしたいと思います。

 

 

早速ですが、
2022年6月21日~23日、幕張メッセで3日間開催されていたので
6月23日に駆け込みで行ってきました。

キャッチフレーズが
「実現間近、ドローンのレベル4飛行と有人飛行」
とありました。
なお、この展示会は3日間で
17,021名の来場者があったそうです。

上記のキャッチフレーズの中にある
「レベル4」というキーワード
さらっと、仕事上ドローンに携わっていると
ここ最近よく聞くワードですが
皆さんは御存知ですか?

「レベル4」ということは
「レベル1〜3」というものもあり
官民の専門家・関係者が立ち上げた官民協議会が
小型無人機(ドローン)の将来的な利用形態の本格化に際し
必要となる技術開発や環境整備に向け
飛行技術に応じてレベル分けした分類のことのようです。

2022年度を目処に
航空法の改正でドローンの機体登録制や
免許制の導入を進めるために
官民協議会が定めたレベルとなります。

簡単にいうとドローンを飛ばすための
免許制度のレベルです。

さらっと説明すると
レベル1:目視内操縦飛行(手動操縦)
レベル2:目視内自動飛行(アプリ等を使用した自動操縦)
レベル3:無人地帯(離島・山間部)での目視外飛行(補助者なし)
レベル4:有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者なし)

「レベル3」までは
現在、国土交通省航空局への申請で許可が得られる部分となっており

「レベル4」は
禁止されている第三者上空(人がいる地域)での飛行を可能とする
免許制度のレベルです。

この説明をすると話が長くなるので、この辺にして
展示会についてのレポートをはじめます!!

 

今回の展示会は産業系のドローンや
ソニーの「Airpeak」、
スマホでもご存知のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク
「レベル3」「レベル4」の
目視外飛行を想定した新たなサービスなど
目に留まる出展がありましたが

自分が注目したのは
「自治体フォーラムゾーン」という
展示スペースがあったことから
各自治体の動きに着目して
一部ですがレポートしたいと思います。

 

自治体フォーラムゾーン

 

「自治体フォーラムゾーン」には
愛知県豊川市、秋田県仙北市、埼玉県秩父市、
長崎県五島市、兵庫県神戸市が出展

フォーラムゾーン以外に単独のブースとして
早川町(山梨県)、
兵庫県、南相馬市(福島県)がありました。

単独のブースの
南相馬市は、福島ロボットテストフィールドの本拠地
兵庫県は、今年開催されるドローンサミットの開催地
と、注目されているエリアのブースですが

早川町は何でと「?」になってしまいましたので
興味が湧き詳細をレポートしたいと思います。

 

早川町は山梨県南巨摩郡の奥山梨エリアで
「自然人口が日本一少ない町:
994人(2021年3月1日付き)」で
南アルプスの雄大な山々に囲まれた秘境
人口の少なさを逆手にとって
その地理的な特徴もありドローンを飛行させるのに
この上なく適した環境を利用して
ドローン開発の試験場としてアピールしつつ
ドローンをカギとして町全体の情報発信や
山梨県のドローン基幹事業として
活性化を図りたいとありました。

注目するところとして
JUIDA認定の南アルプスドローンスクールも誕生しており
全長約30kmにも及ぶテスト飛行ができる
試験場も備えているところです。
長距離飛行のテスト飛行をさせる際には
ぜひ利用したい施設です。

 

自治体ではないですが
「ドローンを飛ばしに旅に出よう!」というタイトルの
空撮バスツアーを企画している
フレンドリートラベルさんという企業さんも出展されており
一例としてバスツアー11種類ほど
紹介する資料も配布されていました。

その中に山で空撮したいと考えている自分にとっては
前のめりに見てしまうバスツアーがありましたので
レポート内ですが備忘録として紹介したいと思います。

様々な景勝地、滝、ダムなどの
バスツアーを企画されていましたが
「戦場ヶ原と中禅寺湖」「霧ヶ峰・八島湿原」があり
個人的には山などの景勝地では
空撮のための申請など面倒ごとが多いので
機会があればぜひ活用したいと思いました。

 

最後に「自治体フォーラムゾーン」にあった
ドローンサミットについて
紹介されていた資料をもとに内容を紹介します。

ドローンサミットとは、
今年の令和4年度9月1日、2日に第一回が兵庫県で開催され
国内の各自治体でのドローンによる取り組みを全国に発信し
ドローンによる社会実装を加速させるために
国と自治体でサミットを開催していこうという趣旨のものです。

展示会には自治体や関連企業など
60以上のブースが出展予定(6月上旬時点)とのこと

今回主催となる兵庫県のドローン取り組み事例も
配布資料には紹介されており

1)大気汚染等の環境観測
2)シカ等の生息状況調査
3)水稲の生育状況調査
4)スズメバチの駆除
5)遠隔操作でのオンライン観光
6)鉄道インフラ施設の点検

と各事例が掲載されており
その中の

4)のスズメバチの駆除では
バキュームタイプのハチ駆除用ドローンなるもので
危険性の高いハチ駆除作業の事例

5)遠隔操作でのオンライン観光では
お客様自身がコントローラを使い観光地に設置したドローンを
自由自在に操作して観光していくというものが提案されていました。

このような事例紹介が各自治体でされる
第一回となるドローンサミットには非常に興味があり
今後も情報入手次第レポートしたいと思います。

では、またーっ!!

 

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)ブースの掲示物。ドローンの活躍の場面が描かれています。

 

 

「Japan Drone 2022」公式サイト
https://ssl.japan-drone.com/

[主催者]
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
株式会社コングレ

[イベントスポンサー]
GMOインターネット株式会社
株式会社テララボ/KDDIスマートドローン株式会社
ブルーイノベーション株式会社/ソフトバンク株式会社/ドコモスカイ

 

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この記事を書いた人

制作部けんちゃん

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休日の過ごし方
登山・フットサル・温泉・レトロ巡り
自己紹介
会社内に登山部なるものが存在し、部長として持ち上げられています。部員から登山に行きたいとお願いされると、季節やレベルに合わせて行き先を決め、無事に下山するまでの予定を組みます。

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