カメラ・撮影社内イベント運動

多摩川源流の山で紅葉をドローンで撮る!!

JAM登山部 × JAMドローン部
コラボ活動報告

こんにちは、“けんちゃん”というあだ名の山男おじさんです。最近は山でドローン撮影をどんどんしていきたいなと考えている今日このごろですが、ちょうど山の紅葉をドローンで撮影しに行ってきたばかりなので、その時の内容を投稿したいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

東京都奥多摩町に隣接する、山梨県の東側。「多摩川」の源流に位置する小菅村へ行ってきました。今回のドローンの撮影場所は、小菅村の山にある「モロクボ平」と「白糸の滝」になります。

その前に「JAM登山部」「JAMドローン部」とは何?と思われる方がいると思いますが、JAMDESIGNの会社内にいる「登山大好きなグループ」と「ドローン大好きなグループ」が、今回成り行きで合同として活動したというだけの話です。

なぜ、小菅村に行ってきたのか?
小菅村って知っていますか?自分も昨年まで知りませんでした。。。

それは忘れもしない昨年の秋、登山好きの自分は大菩薩峠(百名山である大菩薩嶺から尾根沿いに下った所にある峠。標高1,897m。)から小菅村へ下る登山コースを歩いていた際に見た美しい紅葉。その場所には自分一人だけだったこともあり、印象的な光景が目の奥に焼き付き、また機会があれば行ってみたいなと思いつつ、あそこなら広い空間もあるし午前中なら登山者もいないだろうからドローン撮影ありなんじゃないだろうか!?撮影がてら再度あの紅葉を見に行く機会になるんじゃないか?と思い、ドローン部の“ゆー”さんに話してみたところ、山の紅葉撮影=登山で却下になるかなと思っていたのが、以外にも採用されたのです。まぁ、採用されなくても一人で行くんですが。。。

 

モロクボ平の紅葉。

モロクボ平の紅葉。

 

以下が、その時に“ゆー”さんに語った内容
昨年の大菩薩峠から小菅村へ向かった山行のことを思い出しながら、「自分(山男)の足で麓から片道30分の場所に、良いドローンの撮影ポイントがあるんですよ。」と語り、「全体(大菩薩峠から小菅村)のうちのちょっとだけの下りの場所にあったんで、今回はちょっと登れば撮影ポイントに辿り着けますよ。」と語ったのが決めてだったのかな?たぶん赤字のところだけしか聞いてなかったような気がするけど、まぁいいやと思いながら、トントンと当日行くメンバーが決まっていきました。

ただ、この話が当日の撮影ポイントに向かっている途中、ドローン部の部員から「山登り詐欺!!」と、罵声を浴びせられるということも露ほども知らずに、自分は当日を迎えるのを楽しみにしながら日々の仕事をこなしていました。

 

登山コース

昨年の大菩薩峠から小菅村へ下る登山コース(細い赤線)と、今回の「モロクボ平」と「白糸の滝」。「モロクボ平」は道の駅から登山(太い赤線)。「白糸の滝」は車で近辺まで向かいました。

 

ここで、ブレイクタイム

ドローン(200g以上の機体)で紅葉を撮ると簡単に言っても、そうそう簡単に撮れるものではありませんので、皆さんご注意ください。

ドローンを飛行させるには、様々な制限があります。
会社のドローンは国土交通省からドローン飛行するうえでの許可を取得していますが、それは一定の条件下に限っての許可となります。
一定の条件下というのは、「第三者の上空では飛行させない」「安全を確保するために必要な人数の補助者を配置する」「風速5m/s以上の状態では飛行させない」これらの条件を守ると約束したうえで、国土交通省から許可がおりています。

さらに、航空法により飛行禁止エリアや飛行方法で禁止事項が決まっています。その禁止事項の中で、該当しやすい項目に第三者・人工物・離発着などを含めた飛行内で30m以上距離をとらなければいけないという縛りがあります。
もう、こうなると町中で手軽にドローン飛行させることは不可能に近いといっても過言ではありません。
そして、目視外飛行も禁止となっています。因みに目視(自分の場合:視力1.2くらい)で見える距離は空が背景の場合、100m〜120mくらいです。ドローンの色や大きさでも見え方が変わってきます。因みに会社のドローンはMavic 2 で濃いグレーです。
これがPhantom(ドローンの有名な機体)のノーマルで白い色の場合、同じような高度で背景が晴天時の空だと、見失わないようにするにはかなり厳しいのかなと個人的には思います。そして、見失った時点で目視外(違反)なのです。

目視外飛行させた場合、書類送検となり捕まりますので気をつけないといけません。誰も見ていないから大丈夫って思っていませんか? それは大きな間違いです。機体やSDカードなどにいろいろな情報(証拠)が残っていますので大丈夫ではないのです。ですので皆さんご注意ください。

ここまで「ブレイクタイム」でお堅い内容を書くというのも、「JAMさんで紅葉のドローン撮影していたから私達もドローンで紅葉撮りました。」と、簡単に言う方が出てくると直接的にはないにしろ間接的に違法行為を促す内容のブログ投稿をしてしまったことになり寝覚めが悪くなるからです。なので、注意喚起として掲載しています。
そして、年々ドローンの風当たり(法律的に)が厳しくなってきていて、これ以上厳しくなると困るのです(切実)。。。

さて、注意喚起はこの辺にして本題に戻ります。(長いブレイクタイムでスミマセン(汗))

 

小菅村麓からのモロクボ平がある山を望む。

 

撮影当日、「山登りの朝は早い!」のですが、今回のメンバーはJAM登山部だけではなく、山なんてほとんど登ったこともないドローン部のメンバーもいます。山登りは朝早く(電車の始発5時くらい)に出発しなければダメなんです。って熱弁したところで「?」なので、登山計画的(活動完遂時間を綿密に計算)にできる限り譲歩して、朝の7時出発で会社の駐車場を出発しました。ドローン部のメンバーの構成上(6名)、車が2台となったこともあり、登山部男子メンバー(歩荷(ぼっか)要員)も集結!「JAM登山部×JAMドローン部」が結成され、総勢8名の万全の撮影メンバーで小菅村へ向かいました。

さいたまから奥多摩を通って小菅村へ。行きの際、御岳渓谷のあたりのコンビニでトイレ休憩している時に、同じように休憩しているツーリングのバイクの方や登山者などの明るい笑い声が聞こえてきて、やっぱり晴天の紅葉の時期に山へ向かうのは最高の気分だなぁ、と改めて感じました。これだから、山はやめられない。

そして、さいたまから車に揺られながら約2時間ほどで小菅村に到着。

 

これから山へ向かうメンバーの面々。画像からも緊張感が伝わります。

 

登山日和というかドローン日和というか、気持ちの良いくらいの晴天。気持ちが高ぶってくるのを抑えながら各々、黙々と準備を進めていきます。これから、登山初経験のドローン部の部員たちは小菅の山からの祝福ともいえる洗礼を浴びるとも知らずに。。。

 

デスマーチ。いわゆる死の行軍を激写した一枚。

 

今回、登っている山道も、登山ではよくある山道なのですが、急登を登る際は斜度をなるべく抑えたかたちで山の斜面を右へ左へとジグザグに何度も曲がりながら上がっていきます。しかし、登りはじめの5分ほどで、ドローン部の部員から悲鳴が聞こえてきたのです。

ドローン部員の一人に「ゼェゼェ。。。こんなの聞いてねぇ〜っ!!」と、いきなり罵声を浴びせられ。自分は「?」と思いながら振り返り、近くにいた登山部の“まっきー”に小声で「この山道キツイ?キツくないよね。」と聞き。「大丈夫です。w」という返答をもらい、内心「(心の声:ドローン部、運動不足じゃね?)」と思いながらも、「ココを登りきれば、すぐに着きますよ。」と応えて、通常よりも多めに休憩をはさみながら歩を進めました。山はひたすら、「1に歩いて2に歩き、3、4、がなくて5も歩き」なのです。歩き続けなければ終わらないのです。

そして、20分ほどすると今度はどこからともなく下の方から「こんなの、山登り詐欺やぁ〜っ!!」という罵声をまたも浴びせられながら。少し足を痛めている登山部の御老体“すみちゃん”に「大丈夫ですか?」と聞くも、「これぐらいの山なら大丈夫。w」という心強い返答をもらい。内心「(心の声:もう少しでドローン部、無心の状態におちるかな)」と思いながらも、「ココを登りきれば、もうすぐですよ。」と適当に応えてさらに歩を進めて行きました。

そこから延々とこの繰り返しの斜度を登り続けること30分。最終的に声を出す元気もないまま、ドローン部の部員は黙々と歩き続け(無心の状態:いわゆるゾーンに入り)、ほどなくして目標地点の「モロクボ平」にようやく着きました。今までの斜面が嘘かのように、平原のようなスペースに落ち葉の絨毯と紅葉した木々が遠くまで広がっています。

 

 

「モロクボ平」までは、車を駐車させた場所から、およそ1時間ほどで着いたので自分の想定通りだったのですが、ドローン部のみんなからすると、長い長い1時間だったようです。この場をかりて、お疲れ様でした。そして、お付き合いいただきありがとうございました。

さて、「モロクボ平」では、各々が思い思いで過ごすこと1時間。自分はドローンで撮りたい映像が撮れたところで、スマホで時間を確認すると12時になろうかというタイミングでした。自分のタイムスケジュールだと、そろそろ次の撮影ポイント「白糸の滝」に向かわなければいけません。秋(11月)は日が暮れるのがもちろん早いので、「そろそろ撤収です!」と、みんなに声をかけていき、足早に「モロクボ平」を発ちます。

山での行動する際のタイムスケジュールに関しては厳守して行動しなければ、リスクが高まってしまいますので皆さんも登山する際は計画的に行動してください。

少しやり残した感があるくらいがちょうど良いのです。撮影している間は、まったく登山者が一人も登山道を通らない本当に良い撮影スポットで自分としては大変大満足な気分で下山を開始しました。

 

 

ここで、「あれ?ドローンの画像は?」とお思いの方、ドローンで撮影した画像ですが、お楽しみとして、文面の最後に公開いたします。今しばらくお待ち下さい。

次は小菅村内にある「白糸の滝」です。小菅村役場付近から徒歩100分の場所。大菩薩峠線という舗装されていない林道を車で揺られながら、ほどなく走ると舗装された道になり、そこからすぐに白糸の滝の駐車場に着きます。ドローン部の皆からまた登るのと?いう目線を配られたので、近くの案内板を指差し、遊歩道を歩けばすぐに「白糸の滝」ですから。と、言って冷たい視線を必死にそらし回りました。そして、夕暮れも近くなったこともあり、深山の冷たい空気を感じながら滝へと向かいました。。。

クライマックスの白糸の滝の画像は、このあとすぐの動画での本編でご確認ください!「モロクボ平」ももちろんのこと、「白糸の滝」でドローンによる滝のぼりと滝を上空から撮影した俯瞰の映像がご覧になれます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!

 

JAMドローン部:
しゃちょー、しゃちょーの息子次男、ゆー、だいちゃん、
けんちゃん、いとゆう

JAM登山部
すみちゃん、まっきー
(だいちゃん、けんちゃんは登山部にも所属)

★★★

JAMDESIGN 登山部、活動報告(動画編)

Editor by ゆうちゃん

※動画は動画素材の構成上登山部として編集しています。山行順も動画内では異なります。

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ドローン撮影に関しては小菅村役場に問合せ確認し、 十分に安全を確保したうえで撮影しております。国交省包括申請済。

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この記事を書いた人

制作部けんちゃん

記事本数5

休日の過ごし方
登山・フットサル・温泉・レトロ巡り
自己紹介
会社内に登山部なるものが存在し、部長として持ち上げられています。部員から登山に行きたいとお願いされると、季節やレベルに合わせて行き先を決め、無事に下山するまでの予定を組みます。

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